2011/02/28

霜降り信仰はやめよう。格付の話、その2

格付のお話、前回に続きます



格付が高い = 値段が高い霜降り = 良い肉、美味しい


というのは…イエスであり、ノオでもあります


なぜなら肉そのものの「味」というのは評価対象にあらず!


A5の肉とB5の肉だとどちらが美味しい?
というのは結局、食べてみないとわからないことなのです。


和牛ハーフのおおひら牛は、町内で生まれた生後1週間の仔牛を26ヶ月間(出荷まで)自社牧場で育てます。


研究を長年を重ねた、こだわりの配合のエサ。
それを個々の牛の成長にあわせ変えてゆく。
(人間だって、成長にしたがい食べるものが変わりますよね。)
これは時間と手間がかかることですが、エサと環境で牛肉の味は驚く程変わります。


食べた時にハッキリと違いがわかる"美味しさを愉しめる牛肉"を目指し
おおひら牛はB4ないしB3の格付となるよう、日々管理しています。


"値段の高い牛" を育てるのではなく
目指す地点は、ほどよい脂と味わい深い赤身とのバランス。


一年に数回の特別な日じゃなく
普段の食卓で召し上がって頂けるような、コストパフォーマンスのある
<美味しさと値段に満足を感じられる牛肉>と捉えてもられたら嬉しいです。



和牛という肩書き、
噛まずともとろけてしまうような
赤身がないほぼ脂ばかりの霜降り肉…、

霜降りははじめのひとくちふたくちは美味しいかもしれません。
が、量を沢山取る事ができません。A5の和牛はやはり脂が多すぎるのです。



ほんとうの美味しさを伝えたい。
牛肉文化になじみのない北海道の方々にこそ、
地元で育てたものを召し上がって頂きたい。


そんな、生産者の思いが形になったレストラン


3月11日金曜日

円山裏参道にオープンいたします



みなさまおそろいでぜひ一度お越し下さい!

様々な部位を楽しめるお料理をご用意し、地産地消のおもてなしをお届け致します